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慶應義塾大学 諏訪正樹研究室発足
「ひとろぐ」プロジェクト
たとえば、どんなテーマ？
電車の中で、端の席に座っている人の装いと振る舞いを観察する
電車の中、目的地の駅に着くまでの空白の時間、人々は限られた環境の中で様々な振る舞いをみせます。その人たちの装いと振る舞いを細やかに観察しスケッチすることで、その人がどんな人なのかを想像することができます。他人の性格や趣味を想像し、解釈を与えることは、自分自身のパーソナリティを知ることにも繋がるのではないでしょうか。
駅の改札前で待ち合わせをしている人々を観察する
「自分が住んでいるまちはどのようなまちなのだろう？」この疑問を追求するために、駅の改札前で待ち合わせをしている人々を観察しています。待っている人々の態度や、再会したときの人々の振る舞いはそのまちの個性に影響を受けます。また、まちも人々の振る舞いに影響を受けます。このようにまちと人は相互関係になっており、待ち合わせの人々のスケッチを通してまちを観るという試みになっています。
駅の改札前で待ち合わせをしている人々を観察する
とある駅の改札前には大きな柱がたくさんあり、周りにベンチが備え付けられています。そのベンチに座る人は待ち合わせの人が大半ですが、なぜか長時間そこで過ごしている人がまれに出没します。彼らが居座る理由は本人に聞かなくとも、座った位置や向き、服装や振る舞いに現れているのではないかと考えています。そのような人々を観察・記述を繰り返すことで、それが生活のどのようなシーンなのか、その空間がどのように活用されているのかを推測します。
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